AI画像解析システム

AI Image Analysis System

AI画像解析を駆使して、グラム染色画像の熟練者の目視判定技術を、若年者の目視判定技術の向上や継承に貢献することを目指し、東京都中小企業振興公社の助成事業にて、グラム染色画像AI解析システムを開発しました。

01. グラム染色検査とは

感染症に罹患した可能性のある患者様の検体ですが、実は、感染症微生物検査で、最初に行われる検査が、グラム染色検査です。

このグラム染色検査は、患者検体のスライドグラスをグラム染色し、スライドグラスの顕微鏡画像に対して熟練医療者による顕微鏡画像の目視検査により行われています。
それゆえ、熟練医療者不足と相まって、熟練医療者による若年医療者への教育不足がさらなる課題となっています。

このような課題を解決すべく、ＡＩ画像解析を駆使しグラム染色のスライドグラス顕微鏡画像の解析により、グラム染色画像の熟練者の目視判定技術を、若年者の目視判定技術の向上や継承に貢献することを目指してグラム染色画像ＡＩを開発しました。

・グラム陽性球菌・グラム陽性桿菌・グラム陰性球菌・グラム陰性桿菌・白血球貪食の有無・ゲックラー分類・キャンピロバクター・ヘリコバクター・抗酸菌の検出　など

判定時間：約３０～６０秒（撮影画像５枚）

1-喀痰-グラム陰性桿菌（K.pneumniae）-1000倍

2-喀痰-グラム陰性桿菌（K.pneumniae）-1000倍

3-喀痰-グラム陰性桿菌（K.pneumniae）-1000倍

4-喀痰-グラム陰性桿菌（K.pneumniae）-1000倍

5-喀痰-グラム陰性桿菌（K.pneumniae）-1000倍

この開発は東京都中小企業振興公社の助成事業にて行われ、既に特許取得済みです。